〈初めての一眼カメラ〉「α6400」のレンズキットと単焦点レンズ

こんにちは😄

ご存知の通り、一眼カメラはカメラの本体とは別にレンズを購入する必要があります。

最初に購入するレンズとしては「レンズキット(本体とレンズのセット)」で購入するという選択肢と「レンズ単品」で購入するという選択肢があります。

レンズキット

レンズキットとは?

レンズキットとはメーカーがカメラ本体とセットで販売しているレンズのことです。レンズ単品で買うより割安になっています。

α6400レンズキット

α6400とセットで販売されているレンズキットは「パワーズームレンズキット」「ダブルズームレンズキット」「高倍率ズームレンズキット」の3種類です。ダブルズームレンズキットはその名の通り2つのレンズが付いてきます。

パワーズーム
レンズキット
ダブルズーム
レンズキット
高倍率ズーム
レンズキット
付いてくるレンズ 電動ズーム式
小型標準ズームレンズ
電動ズーム式
小型標準ズームレンズ光学約3.8倍
望遠ズームレンズ
光学7.5倍
高倍率標準ズームレンズ
名称 E PZ 16-50mm
F3.5-5.6 OSS
E PZ 16-50mm
F3.5-5.6 OSS
E 55-210mmF4.5-6.3 OSS
E 18-135mm
F3.5-5.6 OSS
型名 SELP1650 SELP1650SEL55210 SEL18135
セット価格
(ソニーストア)
119,880円+税
(2020年2月8日現在)
139,880円+税
(2020年2月8日現在)
149,880円+税
(2020年2月8日現在)
質量 約116g 約116g約345g 約325g

名称について

上表の「名称」には、どんな意味があるのでしょうか?

例として「電動ズーム式の小型標準ズームレンズSELP1650」の名称を見てみます。ソニーが開発したレンズマウント規格「ソニー Eマウント」の中でAPS-Cサイズ用レンズが「E」となります。Eマウントの他にはAマウントという規格もあります。「マウント」とは一般的にカメラ本体とレンズを連結する部分のことになります。

②「PZ」は「パワーズーム(=電動ズーム)」となります。書いてないものは「手動ズーム」となります。一眼カメラにおけるズームは「手動」が一般的だそうです。これは素人的には意外でした。スマホのカメラやコンパクトデジタルカメラのズームは、電動が一般的ですから。

③「16-50mm」は焦点距離となります。焦点距離とはレンズからイメージセンサーまでの距離のことであり、数字が小さいほど広角となり広い範囲を写すことができます。逆に数字が大きいほど望遠となり遠くの物を大きく写すことができます。このレンズはズームレンズなのでMAXでズームアウトした場合とMAXでズームインした場合の2つの数字が書いてあります。対して後から紹介する単焦点レンズの場合は、その名の通り焦点距離が1つなので数字も1つしか書かれていません。この数字は「50mm」が標準レンズとなり人間の目に近いと言われています。

ここで、ひとつ注意点があります。この16-50mmという数字はカメラ本体のイメージセンサーが35mmフルサイズの場合の値であり、APS-Cサイズのイメージセンサーの場合は、決まりとしてこの数字に1.5(キヤノンの場合は1.6)を掛けることになっています。α6400のイメージセンサーのサイズは、APS-Cサイズなので16-50mmのそれぞれに1.5を掛けて「24-75mm」が実際の焦点距離ということになります。

④「F3.5-5.6」は開放F値となります。F値とはレンズの明るさを示す値のことで、Fの後の数字が小さいほど「明るいレンズ」となり、数字が大きいほど「暗いレンズ」となります。開放F値とは「絞り」というレンズから入る光の量を調整する部分を最大に開けた場合の明るさを示す値という意味になります。また、明るいレンズほど「ボケ」が大きくなり、背景をぼかして被写体を際立たせる写真が撮れるようになります。

この場合もズームレンズなので、焦点距離と同様にMAXでズームアウトした場合とMAXでズームインした場合の2つの数字が書かれています。

⑤「OSS」は「手ブレ補正機能」が付いているレンズとなります。OSSの記載がないものはレンズに手ブレ補正が付いていません。

型名について

次に型名です。

同じく例として「電動ズーム式の小型標準ズームレンズSELP1650」の型名を見てみます。①「SEL」はソニー Eマウントのレンズとなります。

②「P」は名称のPZと同様にパワーズーム(=電動ズーム)となります。

③「1650」は名称の16-50mmと同様に焦点距離となります。

ズームレンズとは?

α6400レンズキットのレンズは、全てズームレンズとなっています。

ズームレンズとは焦点距離を自由に変えることができるレンズのことで、手元でズームインとズームアウトが可能となります。近くのものから遠くのものまで自分が動くことなく、いろいろな画角で撮影が出来るので、とても便利であると言えます。対して、単焦点レンズは、その名の通り焦点距離が1つであるため画角を変えるには自分が動くしかありません。

とても便利なズームレンズですが、画質においては単焦点レンズに劣ります。基本的にズームレンズは暗いレンズが多いので、夜や室内などの暗いシーンでは光を確保するのにシャッター速度が長く(遅く)なってしまい、手ブレが発生しやすくなります。また、被写体を際立たせる際の背景の「ボケ量」も単焦点レンズと比べると少ないと言えます。

望遠ズームと高倍率ズーム

私は最近まで「ズームレンズ」=「望遠レンズ」だと勘違いしていました。

ズームというのは焦点距離を変えられるという意味であり「広角ズームレンズ」「望遠ズームレンズ」「高倍率ズームレンズ」などといった言い方をします。

下図で説明すると、広角ズームとは広角10(mm)から広角18(mm)の間でズームイン、ズームアウトが出来るといった意味になりますし、望遠ズームとは望遠70(mm)から望遠300(mm)の間でズームイン、ズームアウトが出来るといった意味になります。また、ズームの倍率はレンズの最大の焦点距離(mm)÷レンズの最小の焦点距離(mm)で求めることが出来ます。

下図で見てみると、広角ズームの場合は、18(mm)÷10(mm)=1.8なので1.8倍率ということになります。

望遠ズームの場合は、300(mm)÷70(mm)=約4.3なので約4.3倍率ということになります。

高倍率ズームの場合は、135(mm)÷18(mm)=7.5なので7.5倍率ということになり、3つの中では一番高い倍率となります。

このように高倍率ズームとは、より遠くのものを写せるという意味ではなく、ズーム倍率の高いレンズ(撮影できる焦点距離の幅が広いレンズ)という意味になります。

単焦点レンズとは?

α6400のレンズキットには単焦点レンズはないので、単焦点レンズが欲しい場合は、カメラは本体のみ購入し、レンズは別に単品で購入することになります。

前述しましたが、単焦点レンズは焦点距離が1つのレンズです。手元でのズームイン・ズームアウトは出来ません。被写体を大きく撮りたい場合は自分が近づいて撮影する必要があります。

単焦点レンズはズームレンズと比べて便利さでは劣りますが、画質は優れています。一般的にズームレンズに比べて明るいレンズなので、暗いシーンでもシャッタースピートを短く(速く)出来ることから手ブレを抑えた撮影が可能となります。ボケ量も多いので、一眼カメラの最大の魅力とも言える、背景をぼかして被写体を際立たせた写真を撮ることができます。また、質量は一般的にズームレンズと比べると軽くなります。

最初のレンズはズームレンズ(レンズキット)か単焦点レンズか?

最初は便利なズームレンズが欲しいという場合は、レンズ単品で買うより割安なレンズキットとして購入するのがおすすめだといえます。個人的な意見となりますが、α6400のレンズキットでは広範囲の焦点距離をカバーできる「高倍率ズーム」がおすすめです。

便利さよりも最初から画質・明るさ・ボケ量を優先するのであればカメラは本体のみ購入し、単品で単焦点レンズを購入するのがおすすめということになります。また、レンズキットの中に欲しいズームレンズがないといった場合もカメラは本体のみ購入し、単品で欲しいズームレンズを購入するというかたちになるかと思います。

また、いずれはズームレンズと単焦点レンズの両方を買うだろうという場合で、かつ予算にも余裕がある場合は、ズームレンズ(レンズキット)と単焦点レンズの両方を購入するのも良いと思います。

私が最初に選んだレンズ

結局のところ、私は最初のレンズとしては単焦点レンズを選択しました。本当のところは、高倍率ズームキットと単焦点レンズの両方が欲しかったのですが、予算が合わないので断念しました。単焦点レンズで実際に撮影してみて、ズームレンズじゃないと困るといった場面に頻繁に遭遇するようなら、そのときに購入を考えようと思っています。

予算以外のところで、私が最初のレンズに単焦点レンズを選んだ理由は、とにかく背景をぼかして被写体を際立たせた写真を撮ってみたいというのが一番のところです。

そして、実際に買ったレンズは名称「E 35mm F1.8 OSS」型名「SEL35F18」というレンズになります。

名称 E 35mm F1.8 OSS
型名 SEL35F18
単品価格
(ソニーストア)
42,667 円+税
(2020年2月8日現在)
質量
約154g

単焦点レンズの中でも「安い」「明るい」「ボケる」と個人的にはレビューの評判が非常に良いと感じられたので購入しました。焦点距離は「35mm」と書かれていますが、α6400のイメージセンサーはAPS-Cサイズなので、1.5を掛けて「52.5mm」となり人間の視野角に近いレンズとなります。また、開放F値は「F1.8」でとても明るいレンズとなります。

あとがき

実際にレンズを使った感想などは別記事で書きたいと思います。