Windowsの時刻に重なって表示されているマークはNVIDIA GeForce ExperienceのHUDでした

こんにちは😄

数週間前に、何のタイミングでそうなったのかは不明なのですがWindowsのログインに3~4分かかる事象が発生しました。Windows Update、不要なアプリの削除、周辺機器の取り外し等いろいろ手を施しましたが全く直りません。2、3日はそのまま使っていたのですがWindowsの起動の度に3~4分待たされるので、さすがにイライラするようになってきました。このままでは精神衛生上よくないので、少々面倒ではありますがWindowsの入れ直しを試みることにしました。

幸いなことにAcronis True Imageというアプリを使って取得したバックアップがあったので、それを戻すことにしました。このバックアップは基本的なWindowsのセットアップ後に取得しものだったので、一から再インストールするよりはかなり楽でした。

バックアップを戻した後にWindows Updateを数回実施して何とか使える状態になったのですが、そこで一つ以前と変わった点に気が付きました。

右下の時刻表示の箇所に何やらマークのようなものが表示されています。イメージ的には下図のような感じです(マークの箇所はスクリーンショットが撮れなかったので、似たような画像を重ねて自作したものになります)。

結果からいうと、このマークは「NVIDIA GeForce Experience」というアプリが表示しているものでした。

本記事では、このマークを消す方法およびNVIDIA GeForce Experienceの概要について少し紹介したいと思います。

NVIDIA GeForce Experienceとは

NVIDIA GeForce ExperienceとはNVIDIA社製のグラフィックボードであるGeForceのサポートアプリケーションのことです。GeForce Experienceには「グラフィックドライバを最新状態に保つ」「ゲーム設定を自動的に最適化する」「ShadowPlay」などの機能があります。「GeForce Experience のダウンロード – NVIDIA 」よりダウンロードすることで無料で利用することが出来ます。

ShadowPlayとは

GeForce Experienceの機能の1つであるShadowPlayは画面を録画できる機能です。通常、画面録画のアプリはCPUに大きな負荷がかかりますが、ShadowPlayは録画処理をグラフィックボードのGPU(Graphics Processing Unit)と呼ばれる処理装置が行うためCPUにはほとんど負荷がかからなくなっています。ただし、ShadowPlayを利用する要件としてGPUはKepler(ケプラ)以降のアーキテクチャを採用しているGeForce GTX600番台以降である必要があります。Kepler以降のGPUに内蔵された「NVENC」というハードウェアエンコーダを使って動画をエンコードする仕組みとなっています。

ShadowPlayはゲームのプレイ画面だけでなくデスクトップ全体を録画することも出来ます。ShadowPlayに対応していないゲームでも、デスクトップ全体の録画を開始した後でゲーム画面をフルスクリーンにすることでゲーム画面のみを録画することも可能です。

グラフィックボードの確認方法
「Windowsのスタート[ ]」をクリック⇒[ファイル名を指定して実行]をクリック⇒名前に「dxdiag」と入力して[OK]をクリック⇒DirectX診断ツールの[ディスプレイ]タブをクリック⇒デバイス欄の「名前」を確認します。

時刻に重なって表示されているマークの正体

さて、時刻に重なって表示されているマークの正体ですが、GeForce Experienceの各種状態を表す「HUD」というものになります。下図のマークの場合はShadowPlayの「インスタントリプレイ」という機能が「オン」になっている状態を表しています。

HUDとは

HUDとは「Head Up Display」の略で「画面に重ねて表示される情報」のことになります。自動車で速度や各種警告、道路案内などがフロントウインドウに投影されている仕組みを見たことがありますが、あれもHUDの技術となります。視野に直接映し出すことで、視線を変えることなく目的の情報を確認することが可能となります。

インスタントリプレイとは

ShadowPlayの録画には「録画」と「インスタントリプレイ」というものがあります。録画は自分で録画をスタートした時点から録画をストップするまでの状態を動画ファイルとして保存するものです。

一方のインスタントリプレイはインスタントリプレイをオンにした時点で一時ファイルとしての記録(初期設定では「C:\Users\%USERNAME%\AppData\Local\Temp\」配下)は始まりますが、動画ファイルとして保存するためには自分で「保存する(初期設定で[Alt]+[F10]を押す)」必要があります。インスタントリプレイではあらかじめ記録できる時間(最大20分)を設定します。例えば記録時間を20分に設定した場合、インスタントリプレイ開始から21分が経過すると最初の1分間の記録は消去されます。つまり常に現在から20分前での記録のみが維持され続けることになります。

手動の録画のようにHDDなどのスペースを使い続けることなく、いつでも直前20分の映像が保存できるので、クリアするまで何時間かかるか分からないようなゲームのクリア前後のみを残したいといった場合に便利かと思います。

また、インスタントリプレイはデスクトップ全体の録画としても使えるのでWindowsで数分前に行った操作を再度確認したいといった場合にも有効です。

時刻に重なって表示されているマークを消す方法

下図のマーク自体はHUDレイアウトを変更するかインスタントリプレイを停止することで消すことが出来ます。

HUDレイアウトを変更する

先ずは、マークの表示箇所を変更する方法です。表示は画面の「右上」「右下」「左上」「左下」または「表示しない」から選択できます。

「Windowsのスタート[ ]」⇒「N」の欄にある[NVIDIA Corporation]⇒[GeForce Experience]をクリックしてGeForce Experienceを起動します。

GeForce Experienceを起動して下図の画面が表示されます。[ホーム]をクリック⇒「ゲーム内のオーバーレイを開く」のアイコンをクリックします。

]をクリックします。

[HUDレイアウト]をクリックします。

[ステータスインジケータ]をクリックしてから表示する位置を「位置」の箇所から選択します。「右上」「右下」「左上」「左下」から選択できます。また「オフ」に設定することで表示しない設定にもできます。設定が終わったら[×]をクリックします。

インスタントリプレイを停止する

時刻に重なって表示されているマークはインスタントリプレイが動作していることを示すものなので、インスタントリプレイ自体を停止することでもマークは消えます。

インスタントリプレイを停止する場合は[Alt]+[Shift]+[F10](初期設定)を押します。

画面から停止する場合は「Windowsのスタート[ ]」⇒「N」の欄にある[NVIDIA Corporation]⇒[GeForce Experience]をクリックしてGeForce Experienceを起動します。

GeForce Experienceを起動して下図の画面が表示されます。[ホーム]をクリック⇒「ゲーム内のオーバーレイを開く」のアイコンをクリックします。

[インスタントリプレイ]をクリックしてから[オフにする]をクリックします。

あとがき

本記事では、NVIDIA GeForce Experienceの概要およびGeForce ExperienceのHUDとWindowsの時刻表示が重なって見にくい場合の対処方法についてご紹介しました。